Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

煽動されること

イギリスがEUを離脱するか否かを国民投票で決めた時、離脱賛成が過半数を超えて離脱が決定された。この時、世論を離脱賛成に促すように巧妙に仕組まれていたという陰謀説がある。陰謀論には懐疑的だが、ロシアや中国ならうまくやりそうだという気がしないでもない。

小山田圭吾氏がオリンピック開会式の作曲家を辞任するに至る過程で、世論は小山田氏を徹底的に糾弾したが、小山田氏の陰惨な障がい者いじめについては、とあるブログが情報源だったと知った。そのブログは元の記事を再構成し、小山田氏がサイコパスのような異常な人物であるかのように描き、それを読んだ多数の人が激しく糾弾したということらしい。

障がい者いじめ、コリアンいじめ、弱い者いじめ――。確かに「悪」であるから、そうしたいじめに加担していたと知った時、人は躊躇なく弾劾するのだろう。それを知っているブログの主は、読んだ人が弱い者いじめをする小山田氏に怒り、小山田氏を糾弾、弾劾する方向に誘導した。

一連の騒動を引いて見ると、世論は簡単に誘導できるのだと怖くなる。