最近、2024年10月に北海道江別市で起きた大学生殺人事件のネットニュースを見ることが多い。逮捕された7名の被疑者の裁判が始まっているからだ。
暴行場面は凄惨である。無抵抗な被害者に集団で暴行を加える被疑者達。暴行はエスカレートしていき、被害者は亡くなる。
このエスカレートしていく様子に集団の怖さを感じる。
日本国内では聞かないが、海外の治安の悪い地域で犯罪者に対して行われるモブ・ジャスティスと同じような群集心理が働いていると思う。
モブ・ジャスティスとは、犯罪者が一般人に捕まった後、警察に引き渡されることなく、集まった群衆から暴行を加えられることだ。私人逮捕であり、私的制裁である。
江別市大学生殺人事件やモブ・ジャスティスに関心があるのは、集団心理によって思いがけない非人道的な行為を働く可能性が誰にでもあると考えるからだ。同じような場面に立たされた時、周囲に誰もいなければしないような行為を、集団の中ではやってしまう。
集団の中での同調圧力やノリ、高揚感が、普段は暴力に縁のないような人間を、暴行加害者にさせていく。
「私だったら絶対に暴行はしない。その場を離れて被害者のために助けを求める。」とは決して言いきれない。
集団は怖い。集団心理によって、本来の自分だったら絶対にやらない行為を防ぐためには、おかしな集団には近づかないことだ。