Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

オリンピック開会式の騒動

7月15日に東京オリンピックの開会式・閉会式のクリエイティブチームのメンバーが発表された。その中の楽曲担当者が過去に障がい者をいじめていたことで、オリンピック、パラリンピックの精神にふさわしくないと批判されて辞任した。

この数日、Twitter上でかなり糾弾されているのを見ているうちに、気持ちが暗くなってTwitterから離れてしまった。

批判している人たちの多くは、学校や職場でいじめや嫌がらせに遭った人たちで、その批判されている楽曲担当者と、過去に自分をいじめた人・いやがらせをした人を重ね合わせ、徹底的に追い込んでいた。その言葉には、過去のいじめや嫌がらせで、一生癒えない深い傷を負っていることが滲み出ていて、読んでいて辛くなった。

振り返れば、私はそんな酷いいじめや嫌がらせは受けてこなかった。小学生や中学生の頃には、けんかや仲間外れを経験したことはあるが、最後は仲直りして長引くことはなかった。今、「あいつだけは赦せない」と恨んでいる人はいない。

過去にいじめや嫌がらせを受け、加害者のことは思い出したくもない、だけどフラッシュバックしてできることなら復讐してやりたい、という心理になるのは、徹底して批判し続けている本人たちも辛いだろう。

絶望的な騒動だった。