Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

小松左京『日本沈没』

自然災害での国家の危機において、人民の命と財産を守るために国家がどのように対応するか、人民はどのように行動するかがリアルに描かれていて圧倒された。物語に迫力があり、夢中でページをめくり、小説の中に深く入り込み、自分自身も救援を待ち、降り注ぐ土石を避けるために逃げ惑った感覚になっていた。そのため、読後は心身ともにぐったり疲れてしまった。

コロナ禍下の日本は対策が迷走しているが、予想される事態についてシナリオを用意し、状況の変化に応じながら、最適な手段を講じていく力が試されているのだと思う。

私も一国民として、受け身になるだけではなく、自分でできること ―今は人との接触を減らして、コロナに罹らない・移さない― を徹底したい。