Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

マインドコントロールは怖い

少し前のネットニュースで、ママ友からマインドコントロールされ、子供を餓死させた事件が報道されていた(福岡5歳児餓死事件)。子供同士が幼稚園か保育園が一緒で、保護者として知り合ったが、餓死した子の母が次第に支配されるようになり、夫と離婚、生活保護を受けて生活するようになったが、生活保護費を巻き上げられ、やがて三男は餓死してしまった事件だ。長男、次男は小学生で、学校で給食を食べていたことから餓死を免れたのではないかという話だ。ネットニュースでちょっと読んだだけなので詳細は不明だが、どういう過程を経てマインドコントロールされたのか。

そして昨日、別のネットニュースで、大宰府主婦ホスト浸け殺人事件を知った。これも普通の主婦が他人の支配下に置かれ、心身ともに暴力を振るわれた末に亡くなった事件だ。マインドコントロール下で自らの意思では逃げられなくなってしまったというが、こちらは暴力による痛みと恐怖心でマインドコントロールが行われたようだ。

マインドコントロールによる凄惨な事件としては、北九州監禁殺人事件、尼崎連続変死事件が思い起こされる。この2つの事件は家族が標的にされ、一家全員が殺された例もある。暴力で支配され、家族内でトラブルが発生しているように仕向け、民事だからと警察の介入を難しくさせたりしている。

これらの事件が怖いのは、被害者が落ち度のない普通の人だという点だ。いずれの事件も加害者は、良心がなく、暴力も厭わないサドっぽい人たちだ。こういう悪魔のような人が、同じ学校の先輩にいた、近所にいた、ママ友になった、と接点を持ち、被害者は付け込まれて逃れられなくなってしまう。

そして、北九州監禁殺人事件、尼崎連続変死事件では被害者が加害者になったし、福岡5歳児餓死事件でも支配された母は加害者として逮捕されている。悪魔のような加害者と関わらなければ、一生、犯罪を起こさなかったように見えるのに、他人に暴力を振るうようになってしまう。

私自身も、拷問を受けたら肉体的な痛みに耐えられず、苦痛や恐怖から逃れるためなら、良心や常識は吹き飛び、他人に暴力を振るうようになるかもしれない。

何かのきっかけで悪魔のような人と知り合い、マインドコントロールを受けて支配され、自分の人間性が損なわれていくことを想像すると恐ろしい。