傲慢さが残念
今回の参院選で与党が勝利したことについてSNS上で見られる意見に違和感を持つ。「与党が勝ったことで改憲が現実になり、日本が戦争のできる国になるというのに、日本人はバカじゃないか」という意見だ。リアルな友人、知人の言葉を見て、私はやや凹んでいる。
彼ら、彼女らは聡明だし優しい。いわゆるエリートなのだが、世の中の社会問題にも関心を持って、ボランティア活動をしている人も多い。尊敬すべき人たちだ。
でも「○○するなんて日本人はバカじゃないか」と発言する態度に私は傲慢さを感じてしまう。その発言の裏には、何でもお見通しの自分、一方で無知蒙昧な他人、という意識があるのではないかと勘繰ってしまうのだ。
普段は謙虚な人がこうした発言をすると、裏に隠れた傲慢さを私は見抜けていなかったと、自分の洞察力にも疑問を感じてしまう。
特に私は改憲には賛成なので、お前はモノが分かってないバカだと言われている気もする。
改憲は本当に亡国への門を開くことになるのだろうか?改憲が戦争抑止になるという私の考えは間違いなのか?