Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

事件の被害者女性達のことを考える

今日は日曜日。朝10時の喫茶店は空いているので、コーヒーを飲みに行った。テーブルは離れた位置に置かれ、更にアクリル板も設置されていて、コロナ対策は万全だ。
コーヒーは450円で、セルフサービスのコーヒーショップより高く、ちょっとした贅沢だなと思うと同時に、昨年の幡ヶ谷のホームレス女性が殺害された事件が思い起こされた。
被害者の女性が亡くなった時の所持金は8円だったという報道を覚えていて、彼女は缶コーヒーを買うこともできなかったのだなと悲しい気持ちになった。10年後、私も彼女のように路頭に迷っているかもしれず、他人事とは思えないのだ。不十分だけど貯金はある。65才からは年金も受給できる。
それでも失職して収入が途絶えてしまったら、今の貯金額では年金受給年齢に達する前に破綻してしまう。
プライドを捨て、姉弟に頼れば最低限の生活はできるだろう。でも、姉や弟も自分たちの生活で手一杯で、私を養う余力はないかもしれない。
コーヒーを飲みながら暗澹とした気持ちになるが、今ここで450円の小さな贅沢を我慢して、1杯のコーヒー代を貯金に回したところで、失職した時の破綻を回避できるとは思えない。
あまり悲観的になっても仕方がないし、今は喫茶店でコーヒー1杯を飲める幸せをかみしめて生きるだけだ。