Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

タフであること

自分が心身共に強靭かどうか今ひとつ分からない。

子供の頃はイジメをしたり、イジメをされたりしたが、酷いイジメに遭っている時も登校拒否にはならず遣り過ごした。

大学生の頃は就職活動が上手くいかずに落ち込んだが、誰よりも遅く内定を貰った会社に就職し、夢中で働いた。

辛い失恋もあって、何も手につかないことはあったが、時が癒やしてくれた。

家族内のいざこざで絶望しそうだったこともあるが、これも時間が解決してくれた。

徹夜をする体力はないが、病気で長期休むようなこともなく今に至っている。

心身共に問題なさそうだが、ちょっと忙しいと頭痛や腹痛が起きる。ストレスに弱く、身体に変調が現れるので、タフではない気がする。

しかし、すぐに頭痛や腹痛が起こることで無理ができず、心身共に壊れることがなく、やって来れているのかなとも思う。

強く見える人が、実は無理ができてしまうことで急死してしまった例も知っている。

タフであっても無理をしてはならないのだろう。

私はタフ過ぎないことが功を奏しているみたいだ。今もストレスで腹痛が辛いのだが、これは無理するな、ゆっくりやれ、というメッセージなのだろう。

スマホの発熱対策

時々スマホが異様に熱くなり、電池の消耗も激しくて困っていた。起動しているアプリを閉じたり、スマホを再起動したり、いろいろ試していたが、今ひとつ効果がなかった。

しかし、やっと対策が分かった。アプリを強制終了させると、発熱が収まるようだ。

この対策を知ったのは、スマホの警告メッセージのお陰である。先週、やはりスマホが発熱し出して電池の残量もぐんぐん減っていた。残量が20%になった時、「LINEが邪魔をしているためスタミナモードが機能しません」(意訳)といったメッセージが出てきた。LINEは終了させていたつもりだったが、完全に終了できていなかったようだ。設定画面からアプリを選択し、LINEとポケモンGOを強制終了してみたら、スマホの発熱が止まった。

このスマホも使用して2年が経ち、古くなってきている。発熱は老朽化を進め、電池の寿命も短くしそうなので、これからもアプリを強制終了させつつ、大切に使っていきたい。

役人仕事

久々に役人仕事の被害に遭って、立腹している。

役人による許認可や規制は必要な場合もあるが、最小限に留めるべきで、むやみに範囲を広げてはいけないと思う。

衛生や、食品の安全性、ビジネス上の不当競争防止など、官側が強制力を持って規制すべき分野があることは理解している。しかし、規制することが役人の仕事だと勘違いしているのか、グレーな部分では一律規制しようとする役人がいる。

何のための規制なのか?

役人が「自分は仕事をしてます」と示すためのパフォーマンスに付き合わされているようで、やってられない。

日本の女子レスリング

リオ・オリンピックの女子レスリングで日本選手がたくさんメダルを獲った。金メダル獲得を誰も疑わなかった吉田沙保里選手が銀メダルだったことは衝撃だったが、それでも銀メダルなんて凄い。今回のオリンピックでレスリングが種目から外される危機もあったそうだが、吉田沙保里さんも存続を訴えて種目として残ったというから、彼女の功績は大きく計り知れないと思う。

オリンピック史上、女子の個人競技で初の4連覇を達した伊調馨選手も素晴らしい。4連覇というのは12年にわたってトップを守り続けていることであり、偉業だ。伊調馨選手はアテネ・オリンピックの時から姉の伊調千春選手をいつも心の支えにしている感じがして、とてつもなく強いのに甘えん坊のようでそのギャップが可愛らしいと思う。

オリンピックには国の中で一番にならないと出場できない。オリンピックでメダルを獲った選手も、予選落ちした選手も、日本では超一流のアスリートばかりだ。普段は目にしない競技を含め、ひたむきに練習に励み、国内の競技会で勝利し、オリンピックの舞台に立つ選手達は誰もが神々しく眩しい存在だ。とりわけ今回は女子レスリングの選手一人ひとりの戦う姿が私には胸が震えるほど感動的だった。

 

家族旅行

父が亡くなるまで夏休みは毎年家族旅行をしていた。春休みは母方の祖父母が企画して親戚も含めた大旅行、夏休みは我が家だけの家族旅行。春休みの旅行には父は仕事で参加できないことも多かった。

行き先は遠くても熱海で、箱根や那須にも行った。親戚の誰かが勤める会社の保養施設に泊まった。私が幼い頃に泊まったこれらの施設はバブル崩壊後に次々と閉鎖されたという。法人が元気で、社員への福利厚生が充実していた高度成長期の恩恵を受けて実現した旅行だったのだろう。

旅先の数々の思い出の中で、ささやかだけど忘れられない出来事がある。熱海の観光施設にガチャガチャが置いてあり、父、弟、私が回してみた。父は立体的な小さなパズルが付いているキーホルダー、弟はペンダント、私はライターをゲットした。それぞれ欲しいものではなく、父はキーホルダーを弟にあげ、弟はべペンダントを私にくれて、私はライターを父にあげた。父はこの出来事を脳内変換し、「娘から貰ったライター」と他人に自慢しまくっていた。ガチャガチャでお互いに欲しいものが出て来なかったから交換しただけなのに。

それから1年半後、父は急逝した。遺品にはあのライターがあったような、なかったような。父が死んでからもう40年も経つ。早いものだ。

読書感想文

小中学生の夏休みの宿題と言えば「読書感想文」が思い出深い。「創意工夫」や「理科の自由研究」と合わせて、私が夏休みを暗い気持ちで過ごさなければならない課題だった。

創意工夫も理科の自由研究も、よほど才能のある子供でなければ、何の指導もない状況で成し遂げられる宿題ではなかったと思う。夏休み中ずっと何かをしなければならないとプレッシャーを感じつつ、アイデアが何も浮かばない苦痛の日々を過ごしたことは、小中学生時代の夏休みの苦い思い出だ。

読書感想文は、創意工夫や理科の自由研究よりはマシで、課題図書を読んで文章を書けば済んだ。課題図書はクラスで何冊か用意され、クラス内で順番に読んだ。夏休みで学校は閉鎖されていたので、課題図書は自宅に届けられ、その後は次の子の家に届けた記憶がある。期日が決まっていたので、読まずに次の子に回すことも多かった。

小4か小5の頃の課題図書だった『川は生きている』は面白かったが、どうしても感想文としてまとめられずに、結局別の本を対象にして感想文を書いたことも覚えている。

読書感想文は夏休み明けに学校に提出し、良い作品はコンテストに出されるのか、秋か冬くらいに表彰されている子がいた。表彰された子の読書感想文を読んで分かったのは、文書が上手いだけでなく、感想文の対象となる本も良いことだ。読書感想文の良し悪しを決めるのは、対象とする本そのものではないかとすら思ってしまう。『ビルマの竪琴』辺りの読書感想文を、そこそこの作文能力の子が書くと入賞しやすいと今でも思っている。

日本のいちばん長い日

昨年の今頃は、『日本のいちばん長い日』を読んでいた。映画が上映されていたものの、観に行く時間が取れず、代わりに原作を読んでいだ。

まず、宮城事件なるクーデターが企てられたことも知らなかったので、この原作はとても興味深かった。ポツダム宣言を受け入れるか否かを検討するところから、将校の一部がクーデターを計画し、その計画が頓挫して玉音放送が行われるまでの緊迫感は、睡魔も吹き飛ぶほど読書に没頭させるものがあった。

クーデターが成功していたら、日本の歴史は変わり、それこそ日本という国はなくなっていたかもしれない。ただ、クーデターを計画し、遂行していた将校達も、真面目に日本を思っていたことは確かだろう。

約50年前、この小説が発表され、すぐに映画化もされた。昨年公開された映画は新作だが、50年前の映画の方を見てみたい。

それにしても、昭和45年に三島由紀夫が自衛隊の市ヶ谷基地を占拠したのは、この小説の影響だろうか。三島の呼び掛けにも関わらず自衛隊員は蜂起せず、三島の企ては失敗に終わった。戦後は民主主義の時代なので、クーデターではなく選挙で国の行方を決定するのが正しく、三島のやり方は時代遅れだったのだろう。