Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

ナチス騒動

アイドルグループの衣装がナチスっぽいと指摘され、プロデューサー、レコード会社が謝罪し、アイドルグループはテレビ出演を取り消したりといった事態になっている。

問題となった衣装について、画像を見ての私の印象は、軍服っぽいもののナチスとは無関係ではないかというもの。様々な意見が出されていて、帽子のマークに鷲が描かれているからナチスだ、とか、鷲はナチス以外にもデザインとして採用されているからナチスとは言えない、とか、SNS上で目にした。

一連の騒動を通じて感じたのは、「ナチス」が一種のマジックワード化し、日本社会では、「ナチスっぽい」と糾弾された側は反論は許されないという現実だ。

ナチスは絶対悪であることには異論がない。だからこそ、「ナチスの思想を支持している」と他者を決めつけることには慎重であるべきではないか?

発言や行動等、あらゆる点から判断して、確かに「ナチスのようなファシズムを信奉している」と明らかになった人のみを批判し、弾劾すべきではないか?

今回のアイドルグループには、そんな要素はないのに、寄ってたかって非難されて気の毒としか言いようがない。

国会議員の二重国籍問題

先月からニュースになっている国会議員の二重国籍問題について、問題化してから当該議員が日本最大の野党党首に選出されたり、議員辞職を迫るような世論は形成されなかったり、このまま有耶無耶になりそうな感じた。

二重国籍だったのが故意によるものか、それとも本人の無知によるものかは不明だ。

また、二重国籍ということは、少なくとも日本の国籍はあった訳だから、国籍上は日本の国民だったのだろう。

当該議員がハーフであることは周知のことだったし、その上で国会議員に選ばれていることから、ハーフということで差別されているとも思えない。

この二重国籍問題がどのように帰結するのか分からないが、彼女が説明下手であること、危機管理能力に乏しいことが露呈された。

また、国籍そのものより、国会議員は国民のための施策を打ち立て、実施していく能力が求められる。

二重国籍問題を巡る彼女の対応を見ると、国民のための政治を執行できる能力があるとは思えない。

同世代の女性政治家として活躍を期待していたのに、裏切られた気分だ。

過労死

電通の新入社員が自殺した件が労災認定されたという記事を読んだ。若く優秀な女性だったようだ。自殺に至るまで彼女が受け続けた心の傷を思うと、居たたまれない気持ちになる。

男性にも過労死する人もいるし、自殺ではなく、睡眠不足に起因する脳梗塞や心筋梗塞等で突然死をする人もいる。

しかし、新入社員だった若い女性が自殺したという事件は、私には特に重く感じられる。

私自身、就職するまでは女性差別を実感したことはなかった。学生時代は男女の違いではなく、成績の良し悪しで社会での扱いが違っていた。就職についても、男女雇用機会均等法は施行されていたし、女性は一般職採用が多く総合職の枠が限られていたものの、バブル期で就職先には困らなかった。

それでも就職してみると、男性社員はお茶当番を免除されていることから始まり、飲み会では女性社員を無料のホステス代わりに扱う年配の男性が多かったり、女性には仕事の能力がないと思い込んでいる男性上司の下で悶々としたり、自分のジェンダーが女性であることを思い知らされることが何度もあった。

自殺した電通の新入社員は優秀だったし、就職するまでは学業成就のみで判断され、女性というだけでディスカウントされることもなく生きてきたのではないだろうか。それが就職してみると、女性差別やセクハラ等、学生時代には受けたことのない屈辱や不当な扱いに晒され、過労も重なり精神を病んでいったのではないか。

彼女の冥福を祈っている。

久しぶりの我が家

約3週間、出張続きだった。

ずっと出張していた訳ではなく、週に数日は家に戻っていたが、その数日は洗濯を始めとした日常の雑務に追われ、そして次の出張に行き、戻って来てまた雑用、という繰り返しだった。

出張から戻って会社に出勤すると、稟議等の書類が溜まっていて、その書類を処理するだけで時間が過ぎていった。今日も未処理の書類を見ながら時間切れとなった。

そんな慌ただしい日々も今日でおしまい。

先ほど帰宅し、次の出張の予定はなく、ほっとしている。

少し退屈するくらいの日常が私には合ってる気がする。

甥っ子は反抗期

中学生の甥っ子は反抗期で、悉く親に楯突いている。反抗期は大人として成長するための通過儀礼だが、親である弟夫婦は寂しさを感じているようだ。

甥っ子がまだ小学生だった2年前、義妹が入院したことがある。退院の日、午後には自宅に戻っているだろうと話していたのに、退院前の検査に手間取り、午後2時になっても退院の見通しがつかずにいた。

私は退院の手続きを手伝うために病院にいた。義妹は、息子が小学校から自宅に戻る午後3時までには帰宅したかったけど無理そうだと言っていた。

病院からの退院許可を待ちながら義妹とお喋りしていると、ちょうど午後3時に義妹の携帯電話が鳴った。すぐに甥っ子からの電話だろうと直観したが、案の定、「家からの電話だ」と携帯電話の液晶画面で発信元を確認した義妹がつぶやいた。

電話に出た義妹は、まだ病院にいること、でも退院の見込みはあることを伝え、塾の日だから塾に行くように、あなたが塾から帰る頃には家にいるから、と優しく語りかけて電話を切った。

間もなくして医者がやって来て、検査結果は異常はないが、もう夕方だし、更に一晩病院で過ごしてから退院したらどうかと提案した。しかし義妹は「異常がないなら帰ります」と言って支度を始めた。

今は反抗期真っ盛りの甥っ子だが、2年前、入院していたお母さんが退院して家にいると思ったのに、下校して家に帰ったら留守でがっかりし、すぐにお母さんに電話をしてきた姿を想像すると、きっと今でも根底は甘えん坊で、両親が大好きに違いないと思ってしまう。

 

価格交渉

苦手なことはたくさんあるが、その一つが価格交渉だ。値段を安くしてくださいと頼むことに抵抗がある。

見栄っ張りな性格も原因だが、値段を下げて貰うことで相手の儲けが減るのかと思うと、ディスカウントして欲しいとお願いできなくなる。こちらに十分支払うだけの予算はあっても、より安くすべきだと価格交渉をするのは性に合わない。

不当に高いと思えば値段の交渉は苦ではないが、予定価格の範囲内だったら価格交渉なんて無駄だと思う。

タフであること

自分が心身共に強靭かどうか今ひとつ分からない。

子供の頃はイジメをしたり、イジメをされたりしたが、酷いイジメに遭っている時も登校拒否にはならず遣り過ごした。

大学生の頃は就職活動が上手くいかずに落ち込んだが、誰よりも遅く内定を貰った会社に就職し、夢中で働いた。

辛い失恋もあって、何も手につかないことはあったが、時が癒やしてくれた。

家族内のいざこざで絶望しそうだったこともあるが、これも時間が解決してくれた。

徹夜をする体力はないが、病気で長期休むようなこともなく今に至っている。

心身共に問題なさそうだが、ちょっと忙しいと頭痛や腹痛が起きる。ストレスに弱く、身体に変調が現れるので、タフではない気がする。

しかし、すぐに頭痛や腹痛が起こることで無理ができず、心身共に壊れることがなく、やって来れているのかなとも思う。

強く見える人が、実は無理ができてしまうことで急死してしまった例も知っている。

タフであっても無理をしてはならないのだろう。

私はタフ過ぎないことが功を奏しているみたいだ。今もストレスで腹痛が辛いのだが、これは無理するな、ゆっくりやれ、というメッセージなのだろう。