久しぶりの我が家
約3週間、出張続きだった。
ずっと出張していた訳ではなく、週に数日は家に戻っていたが、その数日は洗濯を始めとした日常の雑務に追われ、そして次の出張に行き、戻って来てまた雑用、という繰り返しだった。
出張から戻って会社に出勤すると、稟議等の書類が溜まっていて、その書類を処理するだけで時間が過ぎていった。今日も未処理の書類を見ながら時間切れとなった。
そんな慌ただしい日々も今日でおしまい。
先ほど帰宅し、次の出張の予定はなく、ほっとしている。
少し退屈するくらいの日常が私には合ってる気がする。
甥っ子は反抗期
中学生の甥っ子は反抗期で、悉く親に楯突いている。反抗期は大人として成長するための通過儀礼だが、親である弟夫婦は寂しさを感じているようだ。
甥っ子がまだ小学生だった2年前、義妹が入院したことがある。退院の日、午後には自宅に戻っているだろうと話していたのに、退院前の検査に手間取り、午後2時になっても退院の見通しがつかずにいた。
私は退院の手続きを手伝うために病院にいた。義妹は、息子が小学校から自宅に戻る午後3時までには帰宅したかったけど無理そうだと言っていた。
病院からの退院許可を待ちながら義妹とお喋りしていると、ちょうど午後3時に義妹の携帯電話が鳴った。すぐに甥っ子からの電話だろうと直観したが、案の定、「家からの電話だ」と携帯電話の液晶画面で発信元を確認した義妹がつぶやいた。
電話に出た義妹は、まだ病院にいること、でも退院の見込みはあることを伝え、塾の日だから塾に行くように、あなたが塾から帰る頃には家にいるから、と優しく語りかけて電話を切った。
間もなくして医者がやって来て、検査結果は異常はないが、もう夕方だし、更に一晩病院で過ごしてから退院したらどうかと提案した。しかし義妹は「異常がないなら帰ります」と言って支度を始めた。
今は反抗期真っ盛りの甥っ子だが、2年前、入院していたお母さんが退院して家にいると思ったのに、下校して家に帰ったら留守でがっかりし、すぐにお母さんに電話をしてきた姿を想像すると、きっと今でも根底は甘えん坊で、両親が大好きに違いないと思ってしまう。
価格交渉
苦手なことはたくさんあるが、その一つが価格交渉だ。値段を安くしてくださいと頼むことに抵抗がある。
見栄っ張りな性格も原因だが、値段を下げて貰うことで相手の儲けが減るのかと思うと、ディスカウントして欲しいとお願いできなくなる。こちらに十分支払うだけの予算はあっても、より安くすべきだと価格交渉をするのは性に合わない。
不当に高いと思えば値段の交渉は苦ではないが、予定価格の範囲内だったら価格交渉なんて無駄だと思う。
タフであること
自分が心身共に強靭かどうか今ひとつ分からない。
子供の頃はイジメをしたり、イジメをされたりしたが、酷いイジメに遭っている時も登校拒否にはならず遣り過ごした。
大学生の頃は就職活動が上手くいかずに落ち込んだが、誰よりも遅く内定を貰った会社に就職し、夢中で働いた。
辛い失恋もあって、何も手につかないことはあったが、時が癒やしてくれた。
家族内のいざこざで絶望しそうだったこともあるが、これも時間が解決してくれた。
徹夜をする体力はないが、病気で長期休むようなこともなく今に至っている。
心身共に問題なさそうだが、ちょっと忙しいと頭痛や腹痛が起きる。ストレスに弱く、身体に変調が現れるので、タフではない気がする。
しかし、すぐに頭痛や腹痛が起こることで無理ができず、心身共に壊れることがなく、やって来れているのかなとも思う。
強く見える人が、実は無理ができてしまうことで急死してしまった例も知っている。
タフであっても無理をしてはならないのだろう。
私はタフ過ぎないことが功を奏しているみたいだ。今もストレスで腹痛が辛いのだが、これは無理するな、ゆっくりやれ、というメッセージなのだろう。
スマホの発熱対策
時々スマホが異様に熱くなり、電池の消耗も激しくて困っていた。起動しているアプリを閉じたり、スマホを再起動したり、いろいろ試していたが、今ひとつ効果がなかった。
しかし、やっと対策が分かった。アプリを強制終了させると、発熱が収まるようだ。
この対策を知ったのは、スマホの警告メッセージのお陰である。先週、やはりスマホが発熱し出して電池の残量もぐんぐん減っていた。残量が20%になった時、「LINEが邪魔をしているためスタミナモードが機能しません」(意訳)といったメッセージが出てきた。LINEは終了させていたつもりだったが、完全に終了できていなかったようだ。設定画面からアプリを選択し、LINEとポケモンGOを強制終了してみたら、スマホの発熱が止まった。
このスマホも使用して2年が経ち、古くなってきている。発熱は老朽化を進め、電池の寿命も短くしそうなので、これからもアプリを強制終了させつつ、大切に使っていきたい。
役人仕事
久々に役人仕事の被害に遭って、立腹している。
役人による許認可や規制は必要な場合もあるが、最小限に留めるべきで、むやみに範囲を広げてはいけないと思う。
衛生や、食品の安全性、ビジネス上の不当競争防止など、官側が強制力を持って規制すべき分野があることは理解している。しかし、規制することが役人の仕事だと勘違いしているのか、グレーな部分では一律規制しようとする役人がいる。
何のための規制なのか?
役人が「自分は仕事をしてます」と示すためのパフォーマンスに付き合わされているようで、やってられない。
日本の女子レスリング
リオ・オリンピックの女子レスリングで日本選手がたくさんメダルを獲った。金メダル獲得を誰も疑わなかった吉田沙保里選手が銀メダルだったことは衝撃だったが、それでも銀メダルなんて凄い。今回のオリンピックでレスリングが種目から外される危機もあったそうだが、吉田沙保里さんも存続を訴えて種目として残ったというから、彼女の功績は大きく計り知れないと思う。
オリンピック史上、女子の個人競技で初の4連覇を達した伊調馨選手も素晴らしい。4連覇というのは12年にわたってトップを守り続けていることであり、偉業だ。伊調馨選手はアテネ・オリンピックの時から姉の伊調千春選手をいつも心の支えにしている感じがして、とてつもなく強いのに甘えん坊のようでそのギャップが可愛らしいと思う。
オリンピックには国の中で一番にならないと出場できない。オリンピックでメダルを獲った選手も、予選落ちした選手も、日本では超一流のアスリートばかりだ。普段は目にしない競技を含め、ひたむきに練習に励み、国内の競技会で勝利し、オリンピックの舞台に立つ選手達は誰もが神々しく眩しい存在だ。とりわけ今回は女子レスリングの選手一人ひとりの戦う姿が私には胸が震えるほど感動的だった。