一晩の停電体験
昨日、帰宅すると停電していた。帰宅途中、スーパーで買った食材を冷蔵庫に入れようとしたら、庫内の灯りが点かず、停電していることに気が付いた。
アパートの共用部分は電灯が点いているし、隣家からはテレビの音も聞こえてくる。どうやら私の部屋だけが停電しているようだ。
アパートの管理会社に電話すると、何かの手違いで私の部屋の電気が止められたことが分かった。ただ、すぐには回復せず、朝まで停電状態が続くと言われた。
しばらく呆然としてしまったが、気を取り直し、朝まで電気なしで過ごすという現実に向き合った。
冷蔵庫の中身は豆腐や牛乳、卵、野菜等だが、冷蔵庫の開け閉めをせずに冷気を保てば、傷むことはなさそうだ。冷凍庫には氷しか入っていない。アイスや冷凍食品は、ちょうどなくなったところで、補充もしていなかった。氷は解けると面倒なので、流しに捨てた。
電気がないとキッチンのコンロが使えないので、調理することは諦めた。たまたま遅めのランチで、しかも結構な量を食べたので、お腹は空いていない。何も食べないと夜中に空腹を感じるだろうから、朝食用のロールパン2つと牛乳1杯を夕食とした。
電気がないと、ドライヤーが使えないことに気がついた。洗髪後は自然乾燥になるので、さっとシャワーを浴び、いつもより入念にタオルで髪の水分を拭った。風呂場は暗かったが、周囲から漏れる微かな灯りで物の在処は分かったし、お湯が出たのはありがたかった。
スマホはモバイルバッテリーで充電でき、WiFiは使えないものの、モバイル通信はできた。スマホさえ使えれば、まあ何とかなる。
とは言え、Kindleで読書をしてみたが、暗い中で読むのは目が疲れてしまい、髪の毛が乾いたら、いつもよりずっと早い時間に寝てしまった。
眠りは浅く、何度も夜中に目が覚めたが、朝の7時に電気が復活!
電気のありがたさを実感じた夜だった。