Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

甥っ子は反抗期

中学生の甥っ子は反抗期で、悉く親に楯突いている。反抗期は大人として成長するための通過儀礼だが、親である弟夫婦は寂しさを感じているようだ。

甥っ子がまだ小学生だった2年前、義妹が入院したことがある。退院の日、午後には自宅に戻っているだろうと話していたのに、退院前の検査に手間取り、午後2時になっても退院の見通しがつかずにいた。

私は退院の手続きを手伝うために病院にいた。義妹は、息子が小学校から自宅に戻る午後3時までには帰宅したかったけど無理そうだと言っていた。

病院からの退院許可を待ちながら義妹とお喋りしていると、ちょうど午後3時に義妹の携帯電話が鳴った。すぐに甥っ子からの電話だろうと直観したが、案の定、「家からの電話だ」と携帯電話の液晶画面で発信元を確認した義妹がつぶやいた。

電話に出た義妹は、まだ病院にいること、でも退院の見込みはあることを伝え、塾の日だから塾に行くように、あなたが塾から帰る頃には家にいるから、と優しく語りかけて電話を切った。

間もなくして医者がやって来て、検査結果は異常はないが、もう夕方だし、更に一晩病院で過ごしてから退院したらどうかと提案した。しかし義妹は「異常がないなら帰ります」と言って支度を始めた。

今は反抗期真っ盛りの甥っ子だが、2年前、入院していたお母さんが退院して家にいると思ったのに、下校して家に帰ったら留守でがっかりし、すぐにお母さんに電話をしてきた姿を想像すると、きっと今でも根底は甘えん坊で、両親が大好きに違いないと思ってしまう。