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Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

天皇陛下のお言葉

天皇が退位をほのめかすメッセージを発表された。天皇は政治的活動を制限されているため、このメッセージを出すことは認められないという意見もあるらしい。憲法で決められた象徴天皇の枠を越えるものだという。

この指摘を見て、私は天皇や皇室の位置づけに無知であることを自覚した。皇室の方々に苗字がないのは知っているし、選挙権がないことも知っている。でも、憲法や法律で明確に規定されている「皇室」については何も知らない。

数日前から、天皇が国民に向けてお言葉を発せられるとニュースになっていた。天皇の位置づけが分からないせいで、録画したメッセージをテレビで流すことくらいで何で騒いでいるのだろうかと不思議に感じていた。

『日本の一番長い日』でも、玉音放送の録音から保管まで、関わった人達が決して粗相をしないように細心の注意を払っていた様子が描かれていた。戦中は天皇は現人神だったから、玉音を録音した盤を保管する容器や、その容器を包む布まで議論の対象になったのも、そんなものかと思って読み進めたが、今も天皇のお言葉が大事件のように扱われることに驚いた。

お言葉の中身については、天皇が退位を考える理由が己ではなく、後継者や国民を思ってのことだと分かり、とても感銘を受けた。祭祀も行幸も、日本を訪れる国賓への応対も、国の象徴として生きる心理的負担も、私のような庶民には計り知れない。

天皇のお言葉を受けて、今上天皇がご存命のうちに浩宮が引き継ぐことになるのかどうか。皇室の今後については分からない。ただ、こうした立派な天皇に護られて私は安穏と日本人として生きていられるのだとありがたく感じた。天皇のためにも、真面目に誠実に毎日の生活を送っていこうと思う。