Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

貧しくても卑しくならない

公費で私的な出費をする人は卑しいと思う。違法ではなくても、公的な立場にある人は、公私の区別を明確にすべきだ。

政治家や公務員だけでなく、一般の会社でも、私的なことに会社の費用を流用する人はいる。私が社会人になって、そんな上司数人と遭遇した。

大した額ではなくても、そこはかとなくセコく感じられて、人間的にも小さい人なのではないかと印象が悪くなる。タクシー券を過度に要求する人、出張先の旅程に観光コースを組み入れている人、営業とは関係ない飲食代を会社に請求する人、などなど。

ある時、そんなセコい上司の一人から、松茸の食べ放題に誘われた。松茸の土瓶蒸しは好きだが、それ以外の松茸料理はあまり好きではないため、「すみません、松茸は好きではないので遠慮します。」と理由を言って断った。すると、「高価なものをご馳走しようというのに」と上司は不機嫌になってしまった。値段が高くても、好物ではなければ価値なんてないのに、と思い、値段が高いものは価値があるという上司の思考に卑しさを感じてしまった。

私の今の収入は同年代の平均以下だし資産もない。ただ仕事はあって定期的な収入があり、大きな不安もなく生活ができているだけだ。人によっては私のことを貧しいと判断するだろう。貧しいと思われても構わないが、卑しいとは思われたくない。セコくて卑しいと感じた人達を思い出して、自分がそうなってはいないかと振り返ってみたが、今のところは多分、大丈夫だ。