Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

都知事

都知事は今、不適切だが違法ではない行為が発覚して糾弾されている。違法か適法かが問題の焦点ではなく、知事として、政治家としての資質が問われていると言われているが、馬耳東風のようで、本人には届いていないようだ。

過去のことも掘り出され、いろいろと叩かれているが、生活保護を受給していた実姉を支援しなかったという批判については同意できない。実の兄弟で弟が裕福だとしても、生活保護が必要な姉に対する扶養義務はなかったはずだ。これが強制されると、親から虐待されながらも何とか社会に出て、稼ぐ力を身につけた後に、虐待した親を養わなければならなくなる。稼ぎがあるのに困っている姉を助けないような人物だということは覚えておきたいが、やはり批判はできない。

母親の介護体験を売りにしたことも批判はしにくいが、介護体験が嘘だったことには軽蔑する。介護体験を綴った著者のタイトルは印象深く残っている。何故なら、親の介護をした身として、親にオムツをあてるということは言葉にできないほどの衝撃があったからだ。以前は元気で強かった親のオムツを換える時、必要だからやってはいたが、あんなに悲しいことはなかった。その行為をタイトルにしたくらいだから、実際に介護をしていたのかと思っていたら全くの嘘だったとは。

心のない政治家なんだろうな、と呆れている。