Stacyの日記

時事ネタを中心に日常でふと思ったこと

しつけ

北海道で躾として山中に放置され、行方不明になっていた男児が無事に発見された。

躾とはいえ山中に放置するとは過剰ではないかと両親は批判され、それも当然かな、とは思う。でも今回の事件の経過と帰結を見ていると、男児が両親の手に余る子だったことが推察され、微妙だ。この男児が、山に置き去りにされてビビるくらい肝が小さい子だったら、今回の事件は起こらなかった。この男児は、両親が想像するより遥かにスケールが大きく、山に置き去りにされても平気で、そこに立ち止まって泣くような子ではなく、逆にどんどん山に入っていってサバイブするような子だった。

親としては、善悪をわきまえて欲しい、悪いことは悪いと認識して欲しいと思うし、子供は怒られるとカチンときて反抗する。大人が叱るとシュンとする子は多いが、全く平気な子もいる。甥もそのタイプなので想像できる。

叱っても堪えないから懲罰を与えて知らしめようとする。でも効かない場合が多い。今回も山中に置き去りにされたことに関し、両親が意図したように男児が反省しているとは思えない。

こういうタフな子供には、叱ったり、懲罰を与えたりすること以外の方法で善悪を教え込む必要があると思う。この両親も、叱っても聞かない男児への対応に試行錯誤していた節がある。今回のことを過剰な躾だと非難するだけでなく、親の想定以上にスケールの大きな子に対して、叱ったり懲罰を与えたりする以外の方法で、子に善悪を認識させる方法を教えてあげて欲しいと思った。