広島平和記念資料館
アメリカ大統領が原爆の犠牲者を慰霊するために広島を訪れた。謝罪の有無など小事だ。今回の訪問で、戦争という特殊な環境の下であっても、多くの人命を奪う兵器を使うことの残酷さを知らしめる契機になったと思う。
私は広島平和記念資料館に行ったことがある。高校の修学旅行と社会人になってからの個人旅行の2回だ。入場料はかなり安かったように記憶している。
展示によって被害の事実を学ぶことができる。しかし、誰が悪いのか、責任の所在はどこにあるのか等の説明はなかったように記憶している。戦争に進んでしまった日本も悪い、原爆を落としたアメリカも悪い。原爆投下という罪に責任を持つ人はたくさんいるから書ききれないし、罪を追及したところで犠牲者は戻らない。
罪を追及するより、今後同じことが2度と起こらないようにすること。
広島平和記念資料館の展示を見ながら、平和の尊さや、人間の愚かさを感じることができた。
この資料館の展示内容は誰が計画したのか知らないが、二度と過ちを起こさないという強い意志に貫かれているように思う。
また広島を訪れたくなった。