親が浮気をすると子は悲しむ？

有名人の不倫がニュースになっている。教育評論家としてあってはならないとか、非難轟々である。そんな非難の中に「お子さん達がかわいそう」というものもあったが、果してそうだろうか？

今回のニュースを知って、親が浮気をしたことのある友人・知人を思い出した。数えてみると５人で、みんな女性。そして浮気をした親は父である。５つの事例のうち４つは浮気をした父親のことを責めることはなく、残りの１つの事例も父親を「浮気なんかして母を泣かせた酷いヤツ」と非難はするものの、親子関係は良好である。

浮気をした父親のことを話題にする娘は、「よくあんなキモい男と付き合うよね」「お母さんにバレて修羅場だった」等と家で起こった騒動の１つとして面白そうに話題にしていた。

５つの事例とも、親は飽くまで浮気で家庭は壊さなかったこと、浮気中でも家計に経済的な悪影響は及ぼしていなかったこと等、娘側の生活に影響を与えなかったことは浮気をした親を憎まずにいられる理由かもしれない。

浮気をした父親に対する息子の場合、浮気をしたのが母親の場合、浮気ではなく本気だったため両親が離婚してしまった場合は別の反応があるのかもしれないが、少なくとも私の身近な事例からすると、必ずしも「親が不倫をしたら子供は不幸」とはならないと思う。